MARCH 22, 2021

私、個人情報ときちんと向き合うことにします

こんにちは、BICPDATAの菊川です。

普段、「今は企業がお客様に選ばれる時代、なのでお客様に信頼してもらえる会社であるためにもプライバシー対応をしっかり行いましょう!」とお話しさせていただいている私たちですが、今日はイチ生活者として企業を選ぶ側の目線で個人情報について考えてみたいと思います。

個人情報流出って意識していますか?

皆さんは「個人情報流出」という言葉にどれくらい反応しますか?
テレビのニュース番組をつけたときやスマホでニュースアプリからバナーが届いたとき、普段はそんなにニュースを積極的に見ていない人でも思わず自分に関係があるかを確認してしまいませんか?

私個人としては、昔は個人情報流出=メールアドレスが売られて迷惑メールがたくさん届く、というレベル感の意識しか持っていませんでした。現に、以前はその程度しか個人情報がデータで管理されていなかったのかもしれません。
ですが、今の時代で考えるとメールアドレスの流出でさえもセンシティブに反応をすべきではないかと思います。なぜならメールアドレスは会員サイトのログイン情報になっていることが多いからです。

また昔はメールアドレスを頻繁に変更する、という文化もありました。(メアド変更しました!というメールを送っていた日々が懐かしいです笑)
ですが今となっては、メールアドレスを変更すればスーパーアイドルからの悩み相談のメールは来なくなるものの、あらゆる会員サービスの登録情報を都度都度変更しなくてはならず、もはやメールアドレスを変える方が手間になっていて変更をする方はほとんどいないのではないでしょうか。
そんなこんなで私はようやく「メールアドレスが流出するとただ困る」という感情から、メールアドレスが流出すると「色々なアカウントが乗っ取られる可能性やそこからさらに個人情報が盗まれる可能性がある」とここ数年で危機感を持つようになったわけです。
これを読んでくださっている方の中にも同じような経験をお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

PEATIXの情報漏洩でID/PASSの使い回しのリスクが明白に!

個人情報の提供について考えてみた

というわけで、個人情報流出という言葉に敏感に反応してしまうことは皆さん同じかと思います。では、私たちは日々あらゆる企業に個人情報を受け渡しているわけですが、その時に一体どれくらいの方がそのサービスや企業の安全性を意識して個人情報を提供(会員登録)しているのでしょうか。

皆さん、登録前に「利用規約」や「プライバシーポリシー」をきちんと読んでいますか?
今から使おうとしているサービスはどこの会社が運営しているものかきちんと把握していますか??

もちろん個人情報の流出は企業のセキュリティーに非があるかもしれません。ですが、そもそも私たち利用者も誰に・どこの企業に自分の大切な個人情報を預けるか、今から個人情報を預けようとしている人・企業は信頼をできる相手かを意識する必要があるかもしれません。

目先の利益と後の不利益を考えて行動する

少し前にClubhouseが流行しましたね。アカウント登録には電話番号が必要で、かつ友人を招待するためには自分の連絡帳の情報をすべて提供する必要がありました。
Clubhouseでいうと、「このサービス誰が運営しているの?」という疑問よりもまず「流行っているからアカウント欲しいわ~」の気持ちが先行したと思います。
でも少し冷静になって考えると、ぽっと出のよく知らないアプリを運営しているよく知らない企業に、自分や友人の電話番号を提供しなくてはいけないという事実、怖くないですか?私も普通にアカウント登録をしてしまいました、猛省です。
(ちなみに詳細は割愛しますがClubhouseではプライバシーの観点から指摘が入り連絡帳吸い上げ機能が撤廃されました。)

このように私たちにとっては「〇〇が欲しいからアカウント登録しよう」という気持ちで行動する場面の方が多いと思います。その時の感情に任せてアカウント登録をするのではなく、一度立ち止まって“私の個人情報を預けられる相手か”を考える癖をつけるべきなのではと考えます。それが、私が、私自身の個人情報を守るためにできる最初の一歩かもしれません。

これからは少しだけ、私たちの個人情報が誰に預けられどのように利用されるのかを意識してみる癖をつけてみたいと思いました。

海外トレンドから学び、自分事化しなくては

今のお仕事に携わるようになってから海外の個人情報の規制トレンドや改正個人情報保護法について考える時間が増えた私ですが、どこかで実際の生活とこれらの規制がリンクしない違和感を覚えています。
おそらく海外では自分の個人への権利について深く考え、行動している方がたくさんいらっしゃるからこそ、このような規制がトレンドになっているのでしょう。まだまだ日本という国の中では私個人を含めこの分野についての意識が足りないのではと、だからこそみんなが使っているから、知っている企業だから、という気持ちだけで行動してしまっている部分があるような気がしました。

自分の大切な情報を守るために、まず最初に自分でできること。
もし共感していただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ“私の個人情報を預けられる相手か”を考えることから取り組んでみてください。

私の個人情報を預けられる相手なのか?

(追伸)
BICPDATAではこのような生活者視点を持ちながら、選ばれる企業づくりをお手伝いさせていただいています。お気軽にお問合せくださいね!

WRITTEN BY: BICP DATA 菊川眞衣
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