こんにちは、BICP DATA渡邉です。
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします!
2018年の12月にBICP DATAの代表に就任し、早1年と1ヶ月が経過しました。BICP DATAとはどんな会社なのか、どんなことを考えているのか、どのようにみなさまのお力になれるのか、などを知っていただくために、ブログを更新していこうと思います。
私たちBICP DATAは、【戦略とデータを繋ぐ】を標榜しています。
戦略と、データを、繋ぐ???
わかりにくいでしょうか?
抽象的すぎてよくわからない、とコメントいただくことも。
すぐに「ピン!」と来る方は、戦略とデータ活用現場の分断でご苦労されている方かもしれません。経営はデータドリブンであるべき、という論調が広がる中で、データを使って何かをすること自体が目的化してしまい、プロジェクトが頓挫するケースも少なくないと思います。
私たちのお仕事内容を一言で申し上げると、マーケティング領域におけるデータ戦略策定・実行環境構築・定着化、といったところでしょうか。
そんな中で、今年は特に潮目になりそうです。
BICP DATAとして、「目的ありきのデータ戦略」を大切にして参りましたが、社会からも「目的の定義」が当然のように求められるようになりつつあるのです。
ご存じの通り、データを取り巻く環境は、日々、刻々と変化をしています。特に最近の変化の早さ、激しさといったら目が回る程ですよね。
自社が保有するデータが沢山あるのだから、なんとかマネタイズせよ!から
そのデータ、本当に使っていいの?(許諾は得ているのでしたっけ?)
と、180度方向転換が始まっています。
日本の個人情報保護法だけでなく、欧州のGDPRや米国のCCPAといった、一見自社には関係なさそうと思っていたことが世界的な潮流となって一気に対応を迫られる可能性が高くなっています。
これらの法規制や、ITPをはじめとするプラットフォーマー主導のブラウザによるcookie制限などは、現在多くの企業が実施しているプログラマティック広告の活用を制限する「気難しいなにか」のように感じられるかもしれません。
しかし、本当にそうなのでしょうか?これまで当たり前のように実現できてきたプログラマティック広告の手法こそが幻であったとしたら?これからは襟を正すように、気持ちを新たに、データの扱い方を検討する必要がある、ということになります。
そうすると、何からするべきか?どのようにするべきか?が気になります。
厄介なことは、この問題はまだ、誰も正解を持っていないので、相対的な判断が必要であるということ、だからといって「正解が分かってから対応したらいいや」では手遅れになってしまうということです。
BICP DATAもデータに携わる会社として、この問題に正面から取り組んで行きます。ブログで取り上げる内容も、このあたりのお話が増えてくるかと思います。今日のところはこの辺で失礼します!
本年もよろしくお願いいたします。
WRITTEN BY: 渡邉桂子